ゼリア新薬工業は過敏性腸症候群(IBS)改善薬「コルペルミン」(要指導医薬品)を新発売

 ゼリア新薬工業<4559>(東1)は3月24日、過敏性腸症候群(IBS)改善薬「コルペルミン」を発売したと発表。

 「コルペルミン」は、欧州においてIBSの治療に長年にわたり使用されてきたペパーミント(Menthapiperita L.)のオイルを有効成分とする医薬品。ペパーミントオイルは、欧州医薬品庁より「IBSの諸症状に対して科学的根拠に基づく有効性及び安全性が実証された“Well-established use”」の医薬品として評価されている。

 同剤は、スイスのTillotts Pharma AGにより開発され、1981年に英国で発売されて以降、スイス、ドイツをはじめ十数ヵ国においてIBSの諸症状を改善する一般用医薬品として販売されている。

 国内で実施された過敏性腸症候群患者を対象とした臨床試験において、同剤の有効性と安全性が確認された。同剤は1回1カプセル、1日3回の服用で、下痢型、便秘型、混合型のいずれのタイプのIBSに対しても効果が期待される。

■過敏性腸症候群(IBS:Irritable Bowel Syndrome)について

 大腸や小腸に潰瘍や腫瘍などの器質的な病変がないにもかかわらず、下痢や便秘などの便通異常を伴う腹痛や腹部不快感が、慢性的にくり返される病気。

 主な症状は、腹痛又は腹部不快感、それに関連した便通異常(下痢、便秘、交互にあらわれる下痢及び便秘)。他にも腹部膨満感(お腹が張る)、腹嗚(お腹がゴロゴロ鳴る)、鼓腸(ガスがたまって、たたくとポンポンと鼓を打つような音がする)、残便感と言った腹部症状があらわれることがある。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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