【株式市場】日経平均は39円高で9日続伸、TOPIXは小反落だが底堅い

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万8149円84銭(39円45銭高)、TOPIXは1981.47ポイント(0.09ポイント安)、出来高概算(東証1部)は少な目で11億8685万株

 3月25日(金)後場の東京株式市場は、取引開始直後に日経平均が前場の安値を割り163円60銭安(2万7946円79銭)まで下押したが、週末取引日で指数先物に一過性の売りが出たとの見方。引き続き住友商事<8053>(東1)などの大手商社株が堅調で、商船三井<9104>(東1)などの海運大手は朝方に続いて一時小安くなったが復調し小高い。日経平均は大引け堅調で9日続伸となった。

 後場は、正午過ぎに新型コロナ経口治療薬の国内供給で厚労省との合意を発表した塩野義製薬<4507>(東1)が一段と上げて活況高。極洋<1301>(東1)は優待も豪奢とされて一段高。三菱重<7011>(東1)は海運大手共同のコンテナ船運航会社の大型投資計画などに期待強まり一段高。クシム<2345>(東2)はコスプレのプレイヤーやカメラマンがコスプレ作品を簡単にNFT化することができる新サービスへの期待再燃とされ終盤に尻上がり。リボミック<4591>(東マ)は米国での臨床試験結果など好感され連日ストップ高。リベルタ<4935>(JQS)は長野県地盤の医療機器販売会社へのM&Aなど好感されストップ高。

 東証1部の出来高概算は11億8685万株(前引けは6億3094万株)、売買代金は3兆581億円(同1兆6832億円)。1部上場2181銘柄のうち、値上がり銘柄数は1007(前引けは861)銘柄、値下がり銘柄数は1068(同1194)銘柄。

 また、東証33業種別指数は17業種(前引けは14業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、水産農林、医薬品、その他製品、非鉄金属、石油石炭、卸売り、鉄鋼、化学、建設、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る