【株式市場】日経平均は次第安となり358円安、対ロシア経済制裁は長引くとの見方

◆日経平均は2万7893円92銭(358円50銭安)、TOPIXは1960.86ポイント(30.80ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億7215万株

 3月30日(水)前場の東京株式市場は、ウクライナ停戦協議が進展と伝えられたもののロシア経済制裁は長引くとされ、日経平均は取引開始直後の29円03銭高(2万8281円45銭)を上値に値を消し、午前10時過ぎに300円安となったあと小戻したが前引けにかけて一段安となった。3月期末の配当落ち日で、高配当と株式3分割の商船三井<9104>(東1)が配当・分割の基準値をしばしば下回って推移するなど、高配当株が重い。一方、無配の予定の日本航空<9201>(東1)などは高い。

 ピアラ<7044>(東1)が2日続けてストップ高となり新たなクリエイターエコノミー支援プラットフォーム開始など材料視。パレモHD<2778>(東2)は前期決算発表での今期予想など好感され急伸。コアコンセプト・テクノ<4371>(東マ)は3月末の株式分割を反映下値段になったため新たな投資家の流入期待などで急反発。テックファームHD<3625>(JQG)は客室設置型タブレット『イータブ・プラス』の再拡大期待などで一段と出直り拡大。

 東証1部の出来高概算は6億7215万株、売買代金は1兆6523億円。1部上場2176銘柄のうち、値上がり銘柄数は478銘柄、値下がり銘柄数は1656銘柄。

 また、東証33業種別指数は2業種(空運、ゴム製品)の値上がりにとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る