日本取引所グループは後場ストンと値を消して始まる、正午に第2四半期決算を発表し各利益とも5%台の減益に

■営業収益は1.5%増加したもののシステム関連費用など重い

 日本取引所グループ<8697>(東証プライム)は10月27日の正午に第2四半期連結決算(2022年4~9月・連結)を発表し、広義の売上高に相当する営業収益は前年同期比1.5%増の664.86億円と増加したが、営業利益は同5.3%減の341.27億円となるなど、各利益とも5%台の減益となった。「株券等及び金融デリバティブの取引の増加に伴い、営業収益が増加したものの、システム関連費用を中心に営業費用の増加がそれを上回り、当期利益は前年同期比5.6%減少」(説明資料より)した。

 今期・2023年3月期の連結業績予想は据え置き、営業収益は1325億円(前期比2.2%減)、営業利益は655億円(同10.9%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は450億円(同9.9%減)、1株利益は85円42銭。

 後場の株価はストンと値を消して1971.5円(28.5円安)で始まり、13時にかけて1952.0円(48.0円安)まで軟化し売買交錯となっている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る