日産自動車、救急車「日産パラメディック」にスイッチ1つで瞬時に視界の切替ができる調光フィルムSILFを採用

■救急車に採用された正興電機製作所の電子シェード

 日産自動車<7201>(東証プライム)は4月6日、正興電機製作所<6653>(東証プライム)が製造するスイッチのON/OFFで透過/遮蔽を一瞬で切り替える調光フィルムを、高規格準拠救急車「日産パラメディック」に電子シェードとして採用し、23年4月販売を開始すると発表。電子シェードは、車内照明がついたまま移動する傷病者のプライバシーを守り、車内から外の様子確認を可能にする。

 正興電機製作所の製造するスイッチのON/OFFで透過/遮蔽を一瞬で切り替える調光フィルムが、日産自動車から販売される高規格準拠救急車「日産パラメディック」に電子シェードとして採用され23年4月販売を開始する。

 救急車の後部(バックドアガラス・左サイドクォーターガラス・左サイドガラス・左スライドドアガラス前側・後側)のそれぞれ上部1/2に電子シェードは装着されている。電子シェードは配線を伴うフィルムだが、スライドドアへの取り付けも実現した。

 先に発売を開始した日産セレナC27(2021年12月販売開始)専用の電子シェード仕様が高規格準拠救急車「日産パラメディック」でも採用された。

 ACCオン時は遮蔽モード(中が見えない状態)で、電子シェードのスイッチをONにすることで透過モードに切り替わる。

 スイッチOFF/遮蔽モードでは車内照明がついたまま移動する傷病者のプライバシーを守り、スイッチON/透過モードでは車内から外の様子確認を可能にする。

 救急車の出動後に毎回行われるアルコールやオゾンを使用した消毒清掃にも耐えられることを信頼性試験で確認している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る