【株式市場】日経平均は19円安、一時120円高まで上げるが自動車、鉄鋼、海運など重い

◆日経平均は2万8638円24銭(19円33銭安)、TOPIXは2038.45ポイント(1.28ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億2353万株

 4月21日(金)前場の東京株式市場は、アドバンテスト<6857>(東証プライム)が続伸スタート後もジリ高など半導体関連株が総じて高く、首相の半導体保護に向けた行動計画の構想が好感され、キヤノン<7751>(東証プライム)は小安く始まったあと上値を追い続伸基調など、電気精密系の主力株に強さが見られた。一方、自動車、鉄鋼、海運株などはさえない。日経平均は取引開始直後の107円74銭安(2万8549円83銭)を下値に切り返し、午前10時頃に120円80銭高(2万8778円37銭)まで上げたが、前引けにかけては再び軟化した。

 ディスコ<6146>(東証プライム)が首相の半導体保護方針に加え大幅増益決算を受け急伸。タツモ<6266>(東証プライム)は保護方針など受け一時ストップ高。ジャパンマテリアル<6055>(東証プライム)は投資判断の引き上げもあり急伸。クリナップ<7955>(東証プライム)は中高級品の好調観測など言われ高値を更新。森下仁丹<4524>(東証スタンダード)は業績・配当予想の増額修正などで一時ストップ高。上場2日目の南海化学<4040>(東証スタンダード)もストップ高。

 東証プライム市場に直接新規上場となった楽天銀行<5838>(東証プライム)は午前10時3分に1856円(公開価格1400円の33%高)で初値をつけた。その後1965円(同40%高)まで上げ、前引けは1949円。

 東証プライム市場の出来高概算は5億2353万株、売買代金は1兆2898億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は953銘柄、値下がり銘柄数は742銘柄。

 東証33業種別指数は15業種が上げ、機械、電力ガス、金属製品、化学、電気機器、食料品、その他製品、陸運、卸売り、水産農林、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る