【株式市場】日経平均は203円安、後場は日銀新総裁初の金融政策会合を控え様子見

◆日経平均は2万8416円47銭(203円60銭安)、TOPIXは2023.90ポイント(18.25ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は11億990万株

 4月26日(水)後場の東京株式市場は、鉄鋼株が徐々に持ち直した一方、機械株や重電、重工株の一角はジリ安となり、前場上げた百貨店株は一進一退など、全体に様子見の雰囲気が漂った。日銀新総裁の初の金融政策会合が27、28日に予定され、米国では一部地銀の経営不安があり、影響の様子。一方、雪印メグミルク<2270>(東証プライム)は業績予想の増額など好感され一段と強含み、大林組<1802>(東証プライム)は3D実験棟の稼働が言われてジリ高。清水建設<1803>(東証プライム)は13時発表の自社株買い・消却が好感されて急伸。日経平均は前引けより20円ほど下げて177円安で始まり、13時頃に300円30銭安(2万8319円77銭)まで下げたが、大引けにかけては100円ほど回復。前日比で反落となった。

 後場は、シンフォニアテクノロジー<6507>(東証プライム)が13時半過ぎに発表した業績予想などを受けて急動意となり、ウィルソン・WLW<9610>(東証スタンダード)はビジネス界のアカデミー賞される世界最高峰のビジネス賞スティービー・アワード受賞などの発表を受けて14時頃から急伸。Abalance<3856>(東証スタンダード)は子会社の蓄電池新事業に期待強く中盤から尻上がり。イメージ・マジック<7793>(東証グロース)は画像1枚で手軽にオリジナル衣料が制作できる新サービスが好感され後場寄り後からストップ高。Waqoo<4937>(東証グロース)は新世代プロテイン発売開始など材料視され出直り強めストップ高。

 26日新規上場のRidge-i(リッジアイ)<5572>(東証グロース)は前後場とも買い気配のまま初値がつかず、大引けは気配値のまま上げる場合の本日上限の4025円(公開価格の2.3倍)で買い気配となった。

 東証プライム市場の出来高概算は11億990万株(前引けは5億15万株)、売買代金は2兆7267億円(同1兆2463億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は273(前引けは381)銘柄、値下がり銘柄数は1516(同1393)銘柄。

 東証33業種別指数は4業種(前引けは8業種)が上げ、建設、食料品、不動産、鉱業、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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