【株式市場】日経平均は216円高となり3万円に迫る、TOPIXは33年ぶりの高値に進む

◆日経平均は2万9842円99銭(216円65銭高)、TOPIXは2127.18ポイント(12.33ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は16億419万株

 5月16日(火)後場の東京株式市場は、科研製薬が一段と強含んで回復を強めるなど薬品株に高い銘柄が目立ち、前場上げた半導体関連株も東京エレク<8035>(東証プライム)などは一段ジリ高。日経平均3万円に現実味が出てきたと主力株への買いも強いようで日立製<6501>(東証プライム)や三菱重<7011>(東証プライム)も一段ジリ高となった。日経平均は後場寄り後に一段と上げて290円22銭高(2万9916円56銭)をつけ、その後は一進一退に転じたが上げ幅200円台を保ち、2021年以来の高値を連日更新した。

 また、TOPIX(東証株価指数)は後場0.6%高の12.92ポイント高(2127.77ポイント)まで上げ、1990年8月以来、約33年ぶりの高値に進んだ。

 後場は、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東証プライム)が一段と強み、メガバンク株の中で強さが目立ち、芝浦機械<6104>(東証プライム)は今期の大幅増益予想など好感されて後場も大引けまでストップ高買い気配を継続。コメ兵ホールディングス<2780>(東証スタンダード)も連続2ケタ増益の予想などで一段ジリ高。ヘッドウォータース<4011>(東証グロース)は四半期黒字化と株式分割が好感され前場ストップ高に達したまま大引けまで買い気配のままストップ高。cotta<3359>(東証グロース)も前場ストップ高をつけたまま大引けまで買い気配となり第2四半期決算など好感。

 東証プライム市場の出来高概算は増加し16億419万株(前引けは8億3159万株)、売買代金は3兆5529億円(同1兆7756億円)。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は995(前引けは845)銘柄、値下がり銘柄数は767(同898)銘柄。

 東証33業種別指数は25業種(前引けは22業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電力ガス、医薬品、電気機器、食料品、小売り、倉庫運輸、パルプ紙、陸運、金属製品、銀行、その他製品、空運、建設、機械、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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