【株式市場】日経平均は後場一進一退だが上げ幅500円前後を保ち大幅に反発

東京証券取引所

◆日経平均は2万9331円37銭(518円74銭高)、TOPIXは1927.40ポイント(29.16ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増勢となり15億2611万株

 5月6日(木)後場の東京株式市場は、前場けん引役となった鉄鋼、紙パなどが値を消し気味に始まり、三井住友FG<8316>(東1)などの大手銀も一進一退となり、NY最高値などに基づく買いは一巡との見方があった。日経平均は490円高の2万9300円をはさんで終盤まで小動きを続けたが、大引けは引き締まり前日比で大幅高の反発となった。

 後場は、トレジャー・ファクトリー<3093>(東1)が一段ジリ高となり、今期の業績大幅回復予想や新株予約権の発行内容確定による需給面での懸念出尽し感などから高値更新幅を拡大。ウイルコHD<7831>(東2)は今期の連結営業利益5期ぶり黒字化予想などの業績回復への評価再燃とされ大幅高。ブロードマインド<7343>(東マ)は金融AI企業との提携などが材料視され急伸。シンクレイヤ<1724>(JQS)、カーメイト<7297>(JQS)は業績予想の増額修正などが材料視され大引けまで買い気配のままストップ高。

 東証1部の出来高概算は増勢となり15億2611万株(前引けは7億7267万株)、売買代金は3兆3807億円(同1兆6836億円)。1部上場2191銘柄のうち、値上がり銘柄数は1625(前引けは1841)銘柄、値下がり銘柄数は492(同306)銘柄。

 また、東証33業種別指数は、その他製品を除く32業種が値上がりし、値上がり率上位は、鉄鋼、パルプ/紙、海運、鉱業、非鉄金属、石油/石炭、精密機器、銀行、卸売り、、ゴム製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社=Media-IR)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る