【株式市場】前場の日経平均は189円高、水産農林を除く全業種が値上がり

◆日経平均は3万2899円99銭(189円37銭高)、TOPIXは2368.29ポイント(18.54ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は6億5492万株

 9月4日(月)前場の東京株式市場は、半導体関連株や百貨店、鉄道株などに重さが見られた一方、トヨタ<7203>(東証プライム)などの自動車株や日本製鉄<5401>(東証プライム)などの鉄鋼株、川崎汽船<9107>(東証プライム)などの海運株が軒並み高値を更新し、NY原油高を映してINPEX<1605>(東証プライム)なども高値を更新。第1四半期が大幅増益だった伊藤園<2593>(東証プライム)は急伸。日経平均は86円高で始まり、取引開始後の4円32銭高(3万2714円94銭)を下値に切り返しを強め、前引け間際に189円43銭高(3万2900円05銭)まで上げて6日続伸基調となった。

 三井不動産<8801>(東証プライム)などの不動産大手も軒並み高値を更新し、外資系証券による目標株価の引き上げが言われた他、中国の富裕層の日本買いが活発の観測。ファーストブラザーズ<3454>(東証プライム)は業績予想の増額が好感され急伸。ワイエスフード<3358>(東証スタンダード)は同業のラーメン大手の4~6月の高増収率報道に触発されたとされ再び急伸しストップ高。京写<6837>(東証スタンダード)はベトナム拠点の寄与が想定以上とされ高値更新。

 東証プライム市場の出来高概算は6億5492万株、売買代金は1兆6070億円。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は1368銘柄、値下がり銘柄数は414銘柄。

 東証33業種別指数は水産農林を除く32業種が値上がりし、海運、鉄鋼、輸送用機器、不動産、鉱業、倉庫運輸、銀行、その他金融、非鉄金属、卸売り、保険、証券商品先物、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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