【株式市場】日経平均は712円安、後場一時864円安となり医薬品以外の全業種が下げる

◆日経平均は3万8102円44銭(712円12銭安)、TOPIXは2700.01ポイント(46.60ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は15億7082万株

 6月17日(月)後場の東京株式市場は、自動車株が下げ止まり前場の安値を割らずに推移したが、百貨店、JR各社、大手商社、海運株などに一段安の銘柄が目立った。先々の金利動向に不透明感がある様子。一方、味の素<2802>(東証プライム)や日清食品HD<2897>(東証プライム)などは一段強い値動きとなった。エーザイ<4523>(東証プライム)も高い。日農薬<4997>(東証プライム)も業績上振れ期待などで一段高。日経平均は前引け水準で始まったがジリジリ下押し、13時30分過ぎに前場の安値を6円ほど下回り864円36銭安(3万7950円20銭)まで下げたが、前引けにかけては150円近く持ち直した。

 後場は、セルソース<4880>(東証グロース)が年初来の安値圏から一段と上げて3日続伸となり第2四半期決算など材料視。TOKYO BASE<3415>(東証プライム)も一段と上げ第1四半期決算など材料視。笑美面<9237>(東証グロース)も一段と上げてストップ高となり第2四半期の大幅上振れ決算やブロードエンターとの連携など好感。明豊エンタープライズ<8927>(東証スタンダード)は第3四半期決算など好感されて急伸。モルフォ<3653>(東証グロース)は寄り後に一段と上げて一進一退となり四半期決算が好感されたほか小池東京都知事が開始した自身のAI合成映像「AIゆりこ」によって事業に追い風の見方も。

 東証プライム市場の出来高概算は15億7082万株(前引けは7億7651万株)、売買代金は3兆6272億円(同1兆7784億円)。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は336(前引けは246)銘柄、値下がり銘柄数は1264(同1367)銘柄。

 東証33業種別指数は医薬品1業種のみ値上がり(前引けは全33業種が値下がり)し、値下がり率の小さい業種は、食料品、水産農林、サービス、情報通信、繊維製品、小売り、倉庫運輸、鉄鋼、電力ガス、銀行、などだった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国内初、HVO51%混合燃料が建設現場で稼働  大成建設<1801>(東証プライム)とユーグレナ…
  2. ■従来の制作プロセスを刷新しAI時代の人材育成を推進  武蔵精密工業<7220>(東証プライム)は…
  3. ■高速道路で手放し運転が可能に、新開発「Honda SENSING 360+」がACCORDの運転支…
2025年7月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031  

ピックアップ記事

  1. ■5月訪日客数が過去最高、6月も好調持続の見込みで市場活況  足元のインバウンド需要は、好調に推移…
  2. ■インバウンド関連株は「トランプ関税」のリーチ圏外で小型割安株特性を発揮  「たかが1%、されど1…
  3. ■内需株に広がる「トランプ・ディール」回避の波  東京電力ホールディングス<9501>(東証プライ…
  4. ■日米関税交渉、7月9日に運命の日「90日猶予」迫る潮目  「三日、三月、三年」とは、潮目、変わり…
  5. ■祝日と金融政策が交錯する7月  7月は、7月21日が「海の日」が国民の祝日に制定されてからフシ目…
  6. ■「MMGA」効果の造船株・海運株は「海の日」月間キャンペーン相場も加わり一段高を期待  あと1カ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る