【季節の一枚】初秋の旧岩崎邸

財閥三菱創設者・岩崎家本邸として明治29年(1896年)に建てられたという。当事は約1万5000坪の敷地に20棟以上の建物があり、「使用人が50人、家族9人だったそうです」と係りの人が教えてくれた。現在は洋館と和館、そして撞玉館(ビリヤード)の3つの建物が広々とした敷地の木々と緑濃い庭園に囲まれてすばらしい。

英国人建築家ジョサイ・コンドルの手によって建てられたイギリス・ルネッサンス洋式が取り入れられているという。戦後、国有財産となり現在は東京都の管理で洋館、撞館、和館が重要文化財に指定されている。

洋館は高さ20メートル、横40メートルという規模。玄関前の大きな銀杏の木は、「洋館(120年)よりも古く約400年になります。11月頃には黄色の葉が一面に輝いて白い建物に映えきれいですよ。その頃、またいらしてください」と。

JR上野駅、地下鉄湯島駅から徒歩で軽く行ける距離である。

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