第一パンが高値を更新、高業績を買う動きに加え横浜工場の跡地活用を巡る期待も

■昨年5月に関東の生産拠点の集約を発表し横浜工場を閉鎖

 第一パン(第一屋製パン)<2215>(東証スタンダード)は11月22日の後場、一段と強含んで10%高の717円(67円高)まで上げ、2日ぶりに年初来の高値を更新して2021年以来の700円台に進んでいる。11月14日に第3四半期決算と今期・23年12月期の業績予想の大幅な増額修正を発表し、株価は翌日からストップ高を交えて4日連続高、22日になって再び一段と上げている。増額修正では、要因として新製品の積極的な販売促進、商品値上げなどに加え、横浜工場の閉鎖に伴う生産効率の向上も列挙した。昨年5月の閉鎖発表の際に「跡地を有効活用」としていたため、土地活用への期待も買い材料の一つとの見方が出ている。

 22年5月に関東生産拠点の集約などについて発表し、関東での生産機能を小平工場(東京都小平市)、金町工場(埼玉県三郷市)、高崎工場(群馬県高崎市)の3工場に集約し、横浜工場(神奈川県横浜市)については工場閉(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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