大和ハウス、再生材料50%超のコンクリート補強繊維「アミチップ」を開発

■網戸端材を再資源化し従来品と同等の強度を確保

 大和ハウス工業<1925>(東証プライム)は3月9日、フジタ、バルチップ、関西化学工業と共同で、再生材料を50%以上配合したコンクリート補強用再生ポリプロピレン(PP)短繊維「アミチップ」と、コンクリート床表面に繊維を散布する施工法「マクチップ工法」を開発したと発表した。廃プラスチックのマテリアルリサイクルを促進し、環境負荷低減と施工効率向上を同時に実現する新技術である。

 「アミチップ」は、大和ハウス工業の工場で発生する網戸端材などの廃プラスチックと再生材料、バージン材料を独自配合することで、再生材料比率50%以上を実現したコンクリート補強用PP短繊維である。従来製品と同程度の引張強度と製糸性を確保し、JIS基準を満たす性能を備える。年間約2トン発生する網戸端材を活用することで、約2500㎥の繊維補強コンクリート製造が可能となるほか、製品1トン当たり約740kgのCO2削減効果が見込まれる。

 併せて開発した「マクチップ工法」は、コンクリート打設後にPP短繊維を表面へ散布し、タンピングで内部に埋め込む施工方法である。従来の混練工法と異なりミキサー車への投入が不要なため、ドラム内部の洗浄作業が不要となり現場作業の負担軽減につながる。表層のみを補強することで繊維使用量も削減でき、ひび割れ抑制効果を維持しながらコスト低減も期待できる。今後は大和ハウスグループの建築物で検証を進め、関西化学工業が販売・流通を担い提案を開始する計画である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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