【株式市場】日経平均は82円高となり3日続伸、後場は政局や米金融政策を注視し様子見

◆日経平均は3万2926円35銭(82円65銭高)、TOPIXは2354.92ポイント(1.76ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は14億7683万株

 12月13日(水)後場の東京株式市場は、前場最高値に進んだ東京エレク<8035>(東証プライム)が13時にかけて一段と強含んだものの、半導体関連株や大手商社株は高安混在となり、自動車、機械、海運株などは総じて軟調となった。一方、みずほFG<8411>(東証プライム)が一段ジリ高など、前場は小高い程度だった銀行株が上げ、JR東日本<9020>(東証プライム)などJR各社もしっかり。日経平均は小動きで始まり、中盤に20円68銭高(3万2864円38銭)まで値を消したが大引けにかけては持ち直し3日続伸となった。

 後場は、ディスコ<6146>(東証プライム)が一段と最高値更新幅を広げ半導体株人気に乗り、タカラトミー<7867>(東証プライム)やセルソース<4880>(東証プライム)は証券会社による投資判断などを受けて一段強調。大和自動車交通<9082>(東証スタンダード)は超党派議連や全国知事会が「ライドシェア」推進を要請とされて大引けまで気配値のままストップ高。ハークスレイ<7561>(東証プライム)、博展<2173>(東証グロース)は業績予想の増額など好感され大引けまで気配値のままストップ高。コンヴァノ<6574>(東証グロース)は年末年始にネイルサロンが久々繁忙の兆しとされ再び一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は14億7683万株(前引けは7億233万株)、売買代金は3兆6014億円(同1兆7897億円)。プライム上場1660銘柄のうち、値上がり銘柄数は773(前引けも773)銘柄、値下がり銘柄数は828(前引けは836)銘柄。

 東証33業種別指数は9業種(前引けは10業種)が値上がりし、値上がり率上位は、機械、銀行、精密機器、電気機器、陸運、サービス、情報通信、不動産、化学、が上げた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る