【株式市場】日経平均は327円高、3日続伸、外国人観光客の回復期待など継続

◆日経平均は2万8542円11銭(327円36銭高)、TOPIXは1980.22ポイント(14.69ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億2587万株

 9月12日(月)後場の東京株式市場は、値がさ半導体株や空運株などが上げ一服模様となった一方、JR東海(東海旅客鉄道)<9022>(東証プライム)や三井不<8801>(東証プライム)などはジリ高基調で引き続き外国人観光客の回復期待が継続。任天堂<7974>(東証プライム)やオリンパス<7733>(東証プライム)は円安効果への期待などで一段高。海運株も値戻し傾向となった。日経平均は318円高で始まり、大引けまで小動きのまま上げ幅300円台で推移したが3日続伸となった。

 後場は、戸田工業<4100>(東証プライム)が一段と上げ、EV用電池を巡る内外各社の提携や増産が追い風の見方。メルカリ<4385>(東証プライム)はグロース(成長)株相場で動意づくとされ一段ジリ高。アースインフィニティ<7692>(東証スタンダード)は今期黒字化予想の7月決算など好感され一段高。INCLUSIVE<7078>(東証グロース)は大引けにかけて尻上がりとなり山梨の日本ワインを活用した観光事業企画が文化庁事業に採択されており訪日観光客の回復は追い風の見方。アスカネット<2438>(東証グロース)は北米の代理店が「マスターカード」と共同で非接触型の決済端末を開発中との発表を受け後場寄りからストップ高買い気配。

 東証プライム市場の出来高概算は9億2587万株(前引けは5億972万株)、売買代金は2兆1699億円(同1兆1899億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は1259(前引けは1189)銘柄、値下がり銘柄数は488(同537)銘柄。

 また、東証33業種別指数は26業種(前引けは23業種)が値上がりし、値上がり率上位は、陸運、空運、精密機器、小売り、不動産、その他製品、サービス、電気機器、その他金融、化学、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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