マネックスGやセレスが高い、ビットコイン4.3万ドル乗せなど好感、米金利低下とともに一段高の期待

■傘下に暗号資産会社、米国ではビットコイン投信に絡む期待もある様子

 マネックスG(マネックスグループ)<8698>(東証プライム)は12月14日、5%高の703円(35円高)まで上げた後も700円前後で売買され、約1週間前につけた2022年3月以来の高値740円(2023年12月6日)に向けて上値を指向している。持株傘下に暗号資産(仮想通貨)事業を行なうコインチェックがあり、米国時間の13日にビットコイン相場が4万3000ドル台まで一段高となったことなどが買い材料視されている。また、グループに「ビットバンク(bitbank)」を擁するセレス<3696>(東証プライム)も一時7%高の1068円(67円高)まで上げ、出直りを強めている。

 ビットコイン相場(ドル建て)は米国時間の12月3日、約1年7か月ぶりに4万ドル台を回復し、その後も一段ジリ高傾向となっている。金利のつく金融商品(公社債など)の利回りが低下すれば相対的に価値が上昇するとされており、米13日に発表されたFOMC声明で2年近く続いた連続的な利上げの終了が示唆されたと伝えられ、注目が強まっている。

 また、米国では、ビットコインをアンダーライイング(原資産)とするETF(上場投資信託)の上場が2024年前半にも実現するとの期待が出ているようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る