三菱重工業は次世代宇宙用MPUを活用したオンボードAI物体検知機を開発

■革新的衛星技術実証4号機に搭載して軌道上実証へ

 三菱重工業<7011>(東証プライム)は3月6日、次次世代宇宙用MPUである「SOISOC4」を活用して衛星上で人工知能(AI)を駆動し、衛星画像から物体を検知するオンボードAI物体検知機「AIRIS(アイリス)」を開発したと発表。2025年度中に、小型実証衛星4号機「RAISE-4」に搭載され打ち上げられた後、軌道上での実証を行う予定。

 AIRISは、AIを搭載したデータ処理装置と東京理科大学が開発した地球観測カメラで構成され、軌道上から地球上の物体を撮影し、AIが画像処理することで物体を検知する衛星搭載機器。従来は地上で行っていたAIによる検知処理を軌道上で行うことにより、画像から目的の物体が写っている領域だけをAIが選別して地上に送信できるほか、送信した画像をもとに地上で再学習したAIのデータを受信し、軌道上の搭載機器に実装したAIをアップデートできるのが特長。

 また、JAXAと三菱重工で開発を進めている「次世代宇宙用MPU(SOISOC4)」を活用してAIRISの動作を制御する。SOISOC4は、一般消費者向けの先端SOI(Silicon on Insulator)技術とSOC(System on Chip)設計技術をベースに設計・製造された国産マイクロプロセッサ。特長として、深宇宙の過酷な放射線環境に耐える高い耐放射線性、多彩な通信機能、セキュリティ機能および低い消費電力での動作性能を有している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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