あさひが昨年来の高値を更新、「自転車ライフ」に役立つ運営で今期は増益を想定

■自転車市場は修理・メンテナンスしながら長く乗る傾向が続く見通し

 あさひ<3333>(東証プライム)は4月2日、一段高となり、取引開始後に7%高の1430円(90円高)まで上げて昨年来の高値を更新し、その後も1400円台で売買活発となっている。自転車販売チェーンの大手で、1日に発表した2024年2月期の決算で売上高は上場来連続最高を更新。各利益は微減だったが今期・25年2月期は増益の予想とし、期待の強まる相場になっている。

 前期は、新規出店を北海道に1店舗、関東に9店舗、中部に1店舗、近畿に4店舗を出店する一方で、関東の1店舗を契約期間満了にともない退店。この結果、当事業年度末の店舗数は、直営店515店舗、FC店18店舗の合計533店舗となった。今期は、市中在庫の正常化が進むことで、需要と供給のバランスが回復すると想定する一方、新車への買い替えを行なわず、修理・メンテナンスしながら1台の自転車を長く乗る傾向は継続することが考えられるとし、利用者の「自転車ライフ」に生涯にわたって寄り添いながらお役立ちをしていくためLTV(ライフ・タイム・バリュー)の最大化を追求する。売上高は、825億円(前年同期比5.7%増)、営業利益は55億円(同12.0%増)、当期純利益は36億8000万円(同18.2%増)を見込む。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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