TISが後場急伸、共感AIチャット「ふう」の実証実験開始、身近な人には話しづらい悩みや不安を解消

■生成AIで実現する、ユーザー一人ひとりに寄り添う共感と傾聴

 TIS<3626>(東証プライム)は4月16日、95円高(2.94%高)の3327円(13時8分)まで上げて急伸している。同社は本日午後、生成AI搭載のチャットボット「Dialog Play」を活用した共感AIチャット「ふう」の実証実験を4月から開始したと発表。同サービスは、ユーザーの日々の不安を軽減させることを目的としており、身近な人に話しづらい悩みを持つユーザーがAIチャットに会話を入力することで、共感的な反応と思考の整理を促す問いかけを行い、メンタルヘルスケアを提供するもの。

 厚生労働省の調査によると、精神疾患の患者数は増加傾向にあり、メンタルヘルスケアへの関心が高まっている。同社は、ユーザーに寄り添い、気持ちを整理してくれる共感AIチャットの利用意向に関する調査を実施し、約56%の利用意向があることを確認。これを受けて、社内新規事業提案制度を通じて「ふう」の立ち上げた。

 「ふう」は、クライエント中心療法の傾聴技法を用い、ユーザーの自己洞察を促す会話を行う。共感や問いかけによる話題の提供、親しみやすいキャラクターとの会話を通じて、感情のリフレッシュや思考の整理、安心感の醸成につながる。期待される効果には、感情の切り替え、言語化、安心感の軽減が含まれる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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