三陽商会は前後場とも次第高、日経平均の反発とともに高業績などへの買い再燃

■今期125円配当、このところ引っ込んでいた買いの手が再び活発化

 三陽商会<8011>(東証プライム)は4月18日、前後場とも次第高となり、13時にかけて7%高の2850円(188円高)まで値上がりし、約3週間前につけた2015年以来の高値2933円に向けて出直りを強めている。4月12日に発表した2月決算などを受けて翌取引日の15日は9%高(225円高の2864円)と目立って値上がりしたが、その後は日経平均の連日大幅安を受けて買いの手が引っ込んでいた様子。18日は日経平均の次第高、反発とともに高業績などを評価する買いが再燃してきたとみられている。

 2024年2月期の連結決算は営業利益が前期比36.3%増加し、親会社株主に帰属する当期純利益は同29.3%増加した。今期・25年2月期の予想は営業利益を8.3%増とするなどで伸び率は鈍化する見込みとしたが、予想1株利益は265円64銭のため、PERは10倍。割安感が言われている。また、配当(期末のみ実施中)は1株125円の予定(24年2月期比37円の増配)としたため、配当妙味も強いようだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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