ソニー、大型テレビの梱包から環境汚染物質「発泡スチロール」を撤廃

■カネカ製生分解性バイオポリマー「Green Planet」で環境負荷低減に貢献

 ソニーグループ<6758>(東証プライム)のソニーは4月18日、香港・台湾向けの大型液晶テレビ「BRAVIA 9」において、業界初となる発泡スチロール製の緩衝材の撤廃を発表した。従来の発泡スチロールに代わる緩衝材として採用されたのは、カネカ<4118>(東証プライム)製の生分解性バイオポリマー「Green Planet」。

 Green Planetは、バイオマス由来の素材で、土壌中や海水中でも分解され、CO2と水に戻るため、プラスチックによる環境汚染問題の解決に貢献する。さらに、発泡スチロールとは異なる素材特性に合わせて、耐衝撃性を維持する設計と安定的な生産を両立する金型構造を実現した。

 ソニーグループは、2050年までに環境負荷ゼロを目指す環境計画「Road to Zero」を策定しており、この達成に向けて段階的に環境中期目標を設定しながら行動している。今後も、環境に配慮した素材の開発や採用を通じた、環境負荷低減の取り組みを推進していく方針としている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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