【株式市場】日経平均は117円高、4日ぶり反発、半導体株が戻り銀行保険株も高く海運株も堅調

◆日経平均は3万8079円70銭(117円90銭高)、TOPIXは2677.45ポイント(14.30ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は15億2028万株

 4月18日(木)後場の東京株式市場は、正午頃に米オラクルが日本に80億ドル超を投資へ(ロイターニュースより)と伝えられたことなどを受け、レーザーテック<6920>(東証プライム)やTOWA<6315>(東証プライム)など半導体関連株の中に一段と上げる銘柄が見受けられ、米政府が中国製の鉄鋼製品にかかる関税を3倍に引き上げる方針とされ日本製鉄<5401>(東証プライム)などの鉄鋼株も一段強い値動きとなった。八十二銀<8359>(東証プライム)も一段と上げ、業績・配当予想の増額を好感。連想買いで千葉銀<8331>(東証プライム)や滋賀銀<8366>(東証プライム)なども一段高。石油株は軟調だが海運株は堅調。日経平均は前引けから50円ほど高い174円高で始まり、14時半頃には254円95銭高(3万8216円75銭)まで上げた。大引けは117円高だが4日ぶりの反発となった。

 後場は、第一生命HD<8750>(東証プライム)や三井住友FG<8316>(東証プライム)も一段と強含み、地銀株の上げを受けて連想買いが入ったとされたほか日銀幹部の国会答弁など好感の様子。ヨシムラ・フード・ホールディングス<2884>(東証プライム)も一段と上げ2月決算でホタテ事業の東南アジア拡大が示されたため中国の禁輸を乗り越える強さなど評価。ヤマザキ<6147>(東証スタンダード)は一段と上げてストップ高となり取引割合が多いヤマハ発動機<7272>(東証プライム)の新製品の電動自転車や電動三輪車など材料視。グラッドキューブ<9561>(東証グロース)は後場寄りから急伸し、リスキリングプログラム「リスナビ」の追加カリキュラムに「生成AIを活用したDX人材育成」の追加など好感。yutori<5892>(東証グロース)も一段と上げ主ブランド衣料の今季初の展示開催など材料視され再び出直り基調。

 東証プライム市場の出来高概算は15億2028万株(前引けは7億6038万株)、売買代金は4兆590億円(同2兆312億円)。プライム上場1652銘柄のうち、値上がり銘柄数は1396(前引けは1474)銘柄、値下がり銘柄数は224(同160)銘柄。

 東証33業種別指数は不動産と鉱業を除く31業種が値上がり(前引けも31業種が値上がり)し、値上がり率上位は、繊維製品、空運、保険、銀行、非鉄金属、証券商品先物、水産農林、電力ガス、パルプ紙、鉄鋼、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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