【株式市場】日経平均は291円高、後場も半導体株など強く5日ぶりに3万1800円を回復

◆日経平均は3万1856円71銭(291円07銭高)、TOPIXは2265.71ポイント(24.22ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は10億8507万株

 8月22日(火)後場の東京株式市場は、ホンダ<7267>(東証プライム)が一段ジリ高傾向になるなど、円安を受けて自動車株が一段と強含み、半導体関連株もキーエンス<6861>(東証プライム)やレーザーテック<6920>(東証プライム)が一段と上げ、前場の主役は健在の様子。米金利高を受け、みずほFG<8411>(東証プライム)も一段高など銀行株も強い。また、前場は軟調だった鹿島<1812>(東証プライム)が次第に上げ建設株の一角もしっかり。日経平均は取引開始から14時頃まで3万1800円(230円高)前後で推移し、大引けにかけて一段と上げ幅を広げ2日続伸となった。

 後場は、フルサト・マルカホールディングス<7128>(東証プライム)が前場の急伸幅を保って推移し、発行株数の6%規模の自社株買いなど好感。ブイキューブ<3681>(東証プライム)は一段高となりEV用充電システム事業の拡大や高水準の信用売りの買い戻し期待などで出直り拡大。伊藤ハム米久ホールディングス<2296>(東証プライム)は野村証券による投資判断など材料視され一段高。南海化学<4040>(東証スタンダード)も一段高となり第1四半期決算好調に加え水不足懸念も材料視されストップ高。ネオジャパン<3921>(東証プライム)は14時半頃に一時急動意となり山陰合同銀行との「ChatGPT」利活用の実証実験を材料視。

 東証プライム市場の出来高概算は10億8507万株(前引けは5億4514万株)、売買代金は2兆7279億円(同1兆4017億円)。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は1329(同1087)銘柄、値下がり銘柄数は443(同659)銘柄。

 東証33業種別指数は30業種(前引けは25業種)が値上がりし、値上がり率上位は、銀行、輸送用機器、証券商品先物、卸売り、石油石炭、パルプ紙、電気機器、保険、水産農林、精密機器、機械、情報通信、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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