【株式市場】前場の日経平均は104円高、日銀短観の好調を受け景気敏感株など高い

◆日経平均は3万9687円40銭(104円32銭高)、TOPIXは2823.34ポイント(13.71ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億2506万株

 7月1日(月)前場の東京株式市場は、半導体関連株が一部を除いて朝寄りから軟調だったものの、朝発表の日銀短観の2四半期ぶり改善や円安進行を受けて景気敏感株が強く、ホンダ<7267>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)、住友商事<8053>(東証プライム)などが上げた。業績予想を増額した高島屋<8233>(東証プライム)などの百貨店株も高い。日経平均は256円高で始まり、ほどなく359円61銭高(3万9942円69銭高)まで上げた。その後は一進一退から値を消したが前引けも上げ幅100円台を保ち2日続伸基調となった。 

 川崎汽船<9107>(東証プライム)などの海運株やINPEX<1605>(東証プライム)などの石油株も上げ、コンテナ運賃の上昇報道などのほか米トランプ氏が討論会で優位に立ったことも寄与の見方。ザインエレクトロニクス<6769>(東証スタンダード)は引き続きデータセンターの高速情報伝送に貢献する光半導体による高速情報伝送ソリューションなどに期待衰えず一段高のストップ高。リグア<7090>(東証グロース)は2日連続ストップ高となり環境配慮型素材企業との提携など連日好感。セルシード<7776>(東証グロース)は米国での特許が好感され一時ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は8億2506万株、売買代金は1兆9605億円。プライム上場1645銘柄のうち、値上がり銘柄数は900銘柄、値下がり銘柄数は681銘柄。

 東証33業種別指数は23業種が値上がりし、海運、保険、石油石炭、その他製品、卸売り、情報通信、証券商品先物、銀行、不動産、水産農林、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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