【株式市場】日経平均は後場一段と下げ722円安、ただ罫線の「三空」現れパニック終盤の期待も

◆日経平均は2万6431円55銭(722円28銭安)、TOPIXは1864.28ポイント(51.84ポイント安)、出来高概算(東証プライム)はやや増加し15億2663万株

 9月26日(月)後場の東京株式市場は、鉄鋼、自動車、半導体関連株に一段値を消して始まる銘柄がみられ、日経平均は632円安で始まり、大引け間際までジリ安商状を続けて一時729円23銭安(2万6424円60銭)まで下押した。中で、NTT<9432>(東証プライム)とKDDI<9433>(東証プライム)が堅調に推移し、ニトリHD<9843>(東証プライム)もおおむね堅調。日経平均は7月14日以来の2万6500円割れとなったが、日足で続落しながら「三空(さんくう)」を示現したため、「相場がパニック的に動いたことを示唆」「逆張りのチャンス!という活用法」(ネットでの解説)などを参考にする様子もあった。

 後場は、日本電波工<6779>(東証プライム)が一段と上げ、業績予想の大幅増額など好感。数少ない値上がり銘柄に資金が集まる様子。小林製薬<4967>(東証プライム)は連続最高益予想の好業績を再認識とされ一段強含んだ。セルソース<4880>(東証グロース)は動物病院向けの再生医療技術などを買い直すとされ出直り拡大。クルーズ<2138>(東証スタンダード)は子会社が参画する事業の運営会社のトークンが暗号資産取引所に上場との発表など好感され2日連続ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算はやや増勢となり15億2663万株(前引けは6億9911万株)、売買代金は3億3420億円(同1兆5383億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は124(前引けは270)銘柄、値下がり銘柄数は1687(同1509)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種(前引けも全33業種)が値下がりし、下落率の小さい業種は、小売り、食料品、陸運、水産農林、医薬品、情報通信、空運、パルプ紙、電力ガス、建設、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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