サンバイオがストップ高買い気配、米国特許取得で脳梗塞治療の新たな選択肢に期待高まる

■フェーズ2b臨床試験で奏効示す

 サンバイオ<4592>(東証グロース)は7月26日、150円高(16.84%高)の1041円(10時31分現在)とストップ高買い気配となっている。同社は7月25日、主要開発品SB623を用いた慢性期脳梗塞治療に関して、米国で新たに特許を取得したと発表。2024年7月15日に米国特許商標庁から特許許可通知を受け、特許が成立した。今回の特許は、米国でのフェーズ2b臨床試験(STR-02試験)の追加解析結果に基づき、50cc以下の脳梗塞を有する患者に対するSB623の細胞治療に関するものである。

 脳梗塞は血栓が脳の血管に詰まり、脳の神経細胞に十分な血液が供給されなくなる病気であり、米国では685万人、日本では119万人の患者がいる。慢性期脳梗塞においては、再発予防のための薬物療法やリハビリテーションが行われるが、運動機能障害を根本的に治療する薬はなく、高いアンメットメディカル・ニーズが存在する。今回の特許取得は、こうした患者に新たな治療の選択肢を提供するものであり、サンバイオの事業展開において重要な一歩となる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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