アンリツが急騰、世界初の透過型NIR錠剤全数検査装置を発売

■最大25万錠/時の高速処理で成分量と異物混入を検出

 アンリツ<6754>(東証プライム)は2月3日、透過型NIR(近赤外線分光法)を用いて錠剤内部を非破壊で全数検査するNIR錠剤検査装置「Ariphas(アリファス)」を一般販売すると発表した。透過型NIRによる錠剤の全数検査装置は世界初で、同社調べでは2026年2月時点で他に例がない。従来はサンプリングによる破壊検査が主流だった錠剤の品質評価を、生産ライン上での全数検査へと高度化する。

 同装置は透過法により錠剤内部を測定し、成分量の均一性や異種錠剤、毛髪や虫など生物由来異物の混入を検出できる。処理能力は1時間当たり最大25万錠で、1錠11ミリ秒で測定と判定を行う。アセトアミノフェン配合錠剤の評価ではRMSEP1.5%以下を達成し、日本薬局方のRTRT製剤均一性基準を満たした。対象市場は医薬品と健康食品、対象剤型は錠剤である。

■新材料意識し大幅反発、財務健全性と成長期待を評価

 2月3日、株価は、前日比157.5円高の2316.5円まで上昇し、上昇率7%超の急騰となった。朝方から買いが先行し、高値は2320.5円を付ける場面があった。出来高は83万株超と増勢で、売買代金も約192億円に達し、短期資金の流入が目立つ展開である。株価水準はPER26倍台、PBR2.3倍と割高感は限定的で、自己資本比率77%超の財務健全性も下支えとなっている。直近の新製品投入を材料視した成長期待に加え、信用買い残の整理進展も需給改善要因となり、上値を試す動きが続くかが焦点だ。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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