【株式市場】前場の日経平均は93円安、朝方は円安など好感されたが日銀総裁発言など注視され様子見

◆日経平均は3万8117円44銭(93円57銭安)、TOPIXは2667.50ポイント(3.90ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億3740万株

 8月23日(金)前場の東京株式市場は、円安が好感されてホンダ<7267>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)などが高く始まったものの、NY株の反落に加え、午前中に日銀総裁が衆議院で答弁する予定のため様子見姿勢があり、全体に伸びきれない相場となった。中で、大成建<1801>(東証プライム)などの建設株が大手証券の投資判断や新技術のニュース開示などを受けて堅調に推移し、シャープ<6753>(東証プライム)はソフトバンクG<9984>(東証プライム)の出資観測報道などで活況高。タカラバイオ<4974>(東証プライム)などバイオ株も総じて高い。日経平均は取引開始後に159円69銭高(3万8370円70銭)まで上げたが、次第に値を消して午前11時には157円54銭安(3万8053円47銭)まで軟化し、前引けも軟調だった。

 日伝<9902>(東証プライム)が再び大きく出直り業績好調観測など出ているもよう。川本産業<3604>(東証スタンダード)はストップ高となり「エムポックス」の感染拡大報道を受け手注目強まり連想買いでアゼアス<3161>(東証スタンダード)、プレシジョン・システムS<7707>(東証グロース)なども活況高。Will Smart<175A>(東証グロース)は運行表示システム拡大による業績上振れ期待などあるようで2日連続ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は6億3740万株、売買代金は1兆6581億円。プライム上場1646銘柄のうち、値上がり銘柄数は699銘柄、値下がり銘柄数は880銘柄。

 東証33業種別指数は19業種が値上がりし、建設、精密機器、その他金融、石油石炭、倉庫運輸、金属製品、電力ガス、医薬品、陸運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る