【株式市場】日経平均は158円高、原発関連株など高く医薬品、保険株もしっかり

株式

◆日経平均は2万8471円61銭(158円14銭高)、TOPIXは1974.65ポイント(7.47ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は4億7683万株

 8月25日(木)前場の東京株式市場は、首相の原発再稼働・次世代炉開発などの方針を受けて東京電力HD<9501>(東証プライム)や三菱重<7011>(東証プライム)が続伸基調となって売買代金上位に並び、原発関連株が2日続けて活況高。業種別では医薬品、保険株も高く、第一三共<4568>(東証プライム)は急性骨髄性白血病薬の欧州での承認など好感されて活況高。東京エレク<8035>(東証プライム)は4日ぶり反発など値がさ半導体株も総じて高い。日経平均はNY株の4日ぶり反発もあり、101円高で始まり次第に上値を追い、172円54銭高(2万8486円01銭)まで上げ、前引けまで上げ幅を保った。

 東京海上ホールディングス<8766>(東証プライム)が次第高となり反発幅を広げ、東京海上日動と全労済が新会社を設立との報道など好感。日本電波工業<6779>(東証プライム)は三菱UFJモルガン・スタンレーが目標株価を200円引き上げ2400円にと伝えられ急伸。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>(東証プライム)は直近4日間軟調だったため航空機向け増加や目標株価など買い直す好機とされ急反発。タムラ製作所<6768>(東証プライム)は次世代素材のガリウムによるパワー半導体製造など注目され出直り拡大。岡野バルブ製造<6492>(東証スタンダード)は原発関連でストップ高。木村化工機<6378>(東証スタンダード)、助川電気工業<7711>(東証スタンダード)も続伸。フォースタートアップス<7089>(東証グロース)は広島県の起業支援策『ひろしまユニコーン10』関連業務受託など好感され半月ぶりに高値を更新。

 東証プライム市場の出来高概算は4億7683万株、売買代金は1兆611億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は1245銘柄、値下がり銘柄数は498銘柄。

 また、東証33業種別指数は29業種が値上がりし、医薬品、金属製品、保険、鉄鋼、ガラス土石、その他金融、精密機器、倉庫運輸、建設、水産農林、情報通信、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■2025年のパン屋倒産が急減、SNS発信とインバウンドが追い風  帝国データバンクは11月29日…
  2. ■「働いて働いて──」が年間大賞!多様な社会現象を映すトップテン発表  自由国民社は12月1日、年…
  3. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る