DeNAが高値に向けて出直る、遠隔診療支援アプリに注目集まる

■青森県の総合病院が導入、医師・患者の負担軽減をめざす

 DeNA(ディー・エヌ・エー)<2432>(東証プライム)は1月24日、続伸基調で始まり、取引開始後は9%高に迫る2897.5円(232.5円高)まで上げて昨年12月につけた高値3214.0円に向けて出直っている。23日に、子会社アルム(東京都渋谷区)の医療関係者間コミュニケーションアプリ「Join(ジョイン)」が、むつ総合病院(青森県むつ市)で導入され、弘前大学医学部附属病院(青森県弘前市)との遠隔診療が始まったと発表し、注目材料視されている。

 発表によると、今回、むつ総合病院に導入された遠隔診療支援の領域は、遠隔妊産婦管理、遠隔脳神経外科手術支援、遠隔ICUによる重症患者管理の3つの領域。医師少数区域における医師・患者の負担軽減を目指す。

 「Join」は、株式会社アルムが開発・提供する、医療関係者が高セキュリティ環境下でコミュニケーションをとることができるアプリ。標準搭載されたDICOMビューワーで医用画像を閲覧、チャットに共有することで、夜間休日などに院外にいる医師へのコンサルテーションツールとしての活用や、救急患者の転院時の病院間連携・情報共有などに利用されているという。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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