【株式市場】前場の日経平均は反発215円高、米エヌビディアの急反発など好感

◆日経平均は3万8232円75銭(215円88銭高)、TOPIXは2773.97ポイント(17.07ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は8億4443万株

 1月29日(水)前場の東京株式市場は、米エヌビディアの急反発など、中国のベンチャー企業による低コストとされる大規模AI「DeepSeek(ディープシーク)」開発によるショック安からNY株が反発したため買い直され、日経平均は取引開始後に431円高まで上げた後も上げ幅200円台で前引けまで推移した。ソニーG<6758>(東証プライム)や任天堂<7974>(東証プライム)が実質的な上場来の高値に進み、三菱重<7011>(東証プライム)は反発。みずほFG<8411>(東証プライム)などの銀行株も上げ、三菱地所<8802>(東証プライム)などの不動産株も高い。

 ラクト・ジャパン<3139>(東証プライム)が活況高となり証券会社の投資判断など受け好業績を再評価。PKSHA Technology<3993>(東証プライム)はAIソリューションの大手カード会社納入や中国のベンチャー企業が低コストとされる大規模AI「DeepSeek(ディープシーク)」の開発など材料視され連日急伸。ウインテスト<6721>(東証スタンダード)は新検査装置のリリース・発売開始など好感され急伸。THECOO<4255>(東証グロース)は12月決算への期待再燃とされ再び急伸。エクサウィザーズ<4259>(東証グロース)は三菱重へのAIツール納入など材料視され一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は8億4443万株、売買代金は2兆2016億円。プライム上場1641銘柄のうち、値上がり銘柄数は997銘柄、値下がり銘柄数は565銘柄。

 東証33業種別指数は26業種が値上がりし、サービス、電気機器、証券商品先物、化学、鉄鋼、不動産、銀行、その他金融、輸送用機器、建設、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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