TOPPANホールディングス、大阪・関西万博で多言語翻訳アプリ「EXPOホンヤク」が無料提供開始

■万博来場者とスタッフ向けに無料提供、専門用語1200語を搭載

 TOPPANホールディングス<7911>(東証プライム)は1月29日、2025年大阪・関西万博に向けて、多言語翻訳アプリ「EXPOホンヤク」の提供を開始したと発表。このアプリは、万博の全来場者とスタッフが無料で利用できるもので、日本語を含む30言語に対応している。アプリは2025年1月29日からApp StoreとGoogle Playでダウンロード可能で、万博会場での円滑なコミュニケーションを支援する。万博関連の専門用語約1200語を搭載し、会場内での案内や問い合わせなど、さまざまなシーンでの利用が想定されている。

■NICTの国産翻訳エンジンを活用、日本語から多言語への高精度翻訳を実現

 「EXPOホンヤク」は、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)が開発した国産翻訳エンジンを採用している。このエンジンは、日本語をベースに直接多言語へ翻訳するため、日本語から他の言語への翻訳精度が高い。TOPPANホールディングスはこれまで、音声翻訳サービス「VoiceBiz®」を通じて多言語コミュニケーションの支援を行ってきたが、そのノウハウを活かし、万博専用のアプリを開発した。これにより、来場者同士やスタッフとの間で、言葉の壁を超えたコミュニケーションが可能となる。

■会場スタッフ向け専用機能も充実、定型文登録や会場マップでスムーズ対応

 万博会場のスタッフ約7,000人にも「EXPOホンヤク」が提供される。スタッフ向けには、多言語翻訳機能に加え、定型文登録や会場マップ、アナウンス再生機能などが追加されている。定型文機能では、よくある質問に対する回答を事前に登録でき、来場者への迅速な対応が可能だ。また、会場マップ機能を使えば、道案内もスムーズに行える。これらの機能により、スタッフは多言語対応に自信を持って来場者をサポートできる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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