日本製鉄は一段高で始まる、第3四半期の進ちょく好調、神戸製鋼と相互に資本効率向上をはかる

■相互出資を解消するが提携関係は従来通り継続

 日本製鉄<5401>(東証プライム)は2月7日、一段高で始まり、取引開始後は3332.0円(104.0円高)まで上げ、約3か月ぶりに3300円台を回復している。6日の15時30分に第3四半期決算と「神戸製鋼所株式の売却について」を発表し、好感買いが先行している。

 神戸製鋼所<5406>(東証プライム)株式の売却は、2002年から相互に出資してきた分を相互に解消するもので、全1073万4500株を、資産圧縮による資本効率向上を目的に売却する。提携関係については従来通り継続するとした。神戸製鋼も「日本製鉄株式会社株式の売却について」を発表した。

 第3四半期決算(2024年4~12月・累計/連結)は事業利益が前年同期比18.2%減の5661億25百万円となるなど、各利益とも減益だった。ただ、3月通期の予想も期初から減益の予想としており、通期の予想事業利益は6700億円(前期比23.0%減)。第3四半期までで通期予想の84%を達成したため、進ちょくは好調と見られている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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