京都ホテル、株主優待制度を拡充へ、新たな「ホテルご利用券」導入、優待進呈の区分も変更

■株主の長期保有を促進するため優待制度を改定

 京都ホテル<9723>(東証スタンダード)は3月4日、株主優待制度の拡充を発表した。従来の割引優待券に加え、ホテル宿泊や直営レストランで利用できる「ホテルご利用券」を新設する。また、優待の対象区分を変更し、「100株以上1,000株未満」の枠を「100株以上500株未満」と「500株以上1,000株未満」に細分化。これにより、より多くの株主が段階的に優待を受けられるようになる。

 新設される「ホテルご利用券」は、500株以上を保有する株主に対し進呈される。具体的には、500株以上1,000株未満の株主には2,000円分、1,000株以上5,000株未満の株主には10,000円分、5,000株以上の株主には30,000円分が提供される。既存の割引券とあわせて、株主にとっての利便性と魅力を高める狙いがある。

 この変更は、2025年3月31日現在の株主名簿に記載された株主より適用され、2025年6月の定時株主総会終了後に順次発送される。京都ホテルは、今後も株主への還元を継続し、長期保有を促進する方針を示している。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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