【株式市場】日経平均は235円安、大幅反落だが金利低下など受け前場の安値から800円持ち直す

◆日経平均は3万6793円11銭(235円16銭安)、TOPIXは2670.72ポイント(30.04ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は増加して22億4466万株

 3月11日(火)後場の東京株式市場は、株価が大幅安のため日銀は3月18、19日の会合で利上げしにくいだろうといった予想があり長期金利が低下、また米株価指数先物が反発しているとされ、日経平均は598円安で始まり13時頃からは時間とともに回復する展開になった。大引けにかけては前場の安値(1041円安の3万5987円)から800円持ち直した。アドバンテスト<6857>(東証プライム)が中盤から小高くなるなど半導体関連株の回復が目立ち、任天堂<7974>(東証プライム)も15時頃から前日比プラスに浮上。日本郵船<9101>(東証プライム)は午前11時頃にプラス転換したまま堅調だった。

 後場は、ビューティガレージ<3180>(東証プライム)が一段水準を上げてもみあい四半期決算など好感。MonotaRO<3064>(東証プライム)は2月の月次動向が好感されて一段ジリ高。AIフュージョンキャピタルG<254A>(東証スタンダード)は13時の暗号資産購入発表を受けて急伸しストップ高。日本電計<9908>(東証スタンダード)も13時に発表した業績・配当予想の増額修正を受けて急伸。MTG<7806>(東証グロース)は業績予想の増額修正を受け前場からストップ高で売買されながら大引けもストップ高。トゥエンティーフォーセブン<7074>(東証グロース)は後場一段高となり新業態のフィットネスサービス開始が好感され高値引け。

 東証プライム市場の出来高概算は増加して22億4466万株(前引けは11億6068万株)、売買代金は5兆4821億円(同2兆7951億円)。プライム上場1638銘柄のうち、値上がり銘柄数は418(前引けは220)銘柄、値下がり銘柄数は1176(同1383)銘柄。

 東証33業種別指数で値上がりした業種は5業種(前引けは海運1業種のみ)で、小売り、倉庫運輸、鉱業、その他製品、食料品、が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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