ロック・フィールドとカゴメが業務提携、新プロジェクト始動、サステナブルな農業推進へ

■健康寿命の延伸と持続可能な農業に向けた新たな取り組み

 ロック・フィールド<2910>(東証プライム)とカゴメ<2811>(東証プライム)は3月11日、業務提携契約を締結したと発表。両社は野菜の魅力を最大限に引き出し、価値ある商品を提供することを強みとしており、この提携により「健康寿命の延伸」「農業振興」「持続可能な地球環境」を目指す新プロジェクト『野菜と共に創る未来プロジェクト』を立ち上げた。これを通じて、野菜のチカラで彩り豊かで笑顔あふれる食卓を提供し、サステナブルな農業の推進を目指していく。

 提携の背景には、変化する食生活や農業環境がある。ロック・フィールドは「ビジョン2030」に基づき「心と体の健康づくりへの貢献」を掲げ、カゴメは「トマトの会社から、野菜の会社に」というビジョンのもと、多彩な野菜商品を通じて健康的な食生活を支援してきた。両社は2017年から、野菜の彩りやおいしさ、栄養価を活かした惣菜レシピや商品の共同開発を行ってきたが、コロナ禍や異常気象などにより食の外部化や野菜の生産不安が進行。これに対応するため、両社は協業を強化し、社会課題の解決に取り組む考えだ。

 今回の提携では、共同で『野菜と共に創る未来プロジェクト』を立ち上げる。これまでの協業は商品の共同開発が中心だったが、今回の取り組みでは異業種提携の利点を活かし、バリューチェーン全体にわたる協業へと発展させる。これにより、健康寿命の延伸とサステナブルな農業の推進に向けた具体的な成果が期待される。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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