
■「1米ドル135円」、足元の実勢から10円超の円高を前提に
ホンダ(本田技研工業)<7267>(東証プライム)は5月14日、小高く始まった後軟化し1483.0円(20.5円安)前後で推移している。13日午後に発表した3月決算で、今期・2026年3月期の連結業績予想を前期比で税引前利益62.8%減などとし、落胆感が少なくないようだ。
今3月期の連結業績予想は、売上収益を20兆3000億円(前期比6.4%減)とし、営業利益は5000億円(同58.8%減)、親会社の所有者に帰属する当期利益は2500億円(同70.1%減)とした。営業利益は前年度比で7134億円の減となる。ただ、為替前提を通期平均で1米ドル=135円としたため、足元の実勢からは10円超の円高を前提にしていることになり、予想が保守的過ぎるとの見方も出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)