【編集長の視点】CCIグループ、業績V字回復で上場来高値更新、自己株取得と増配が株価押し上げ

■純利益過去最高更新へ、株主還元強化で評価高まる

 CCIグループ<7381>(東証プライム)は、前日7日に23円高の894円と3営業日続伸して引け、取引時間中には909円と買われ場面があって、連日の株式分割の権利落ち後高値更新となった。と同時に昨年9月26日につけた分割権利付きの上場来高値6710円を株式分割を勘案すると実質で上抜き上場来高値を更新した。昨年12月24日に発表した自己株式取得をキッカケに今2026年3月期業績の上方修正と増配を見直しバリュー株買いが増勢となった。とくに業績上方修正では上方修正された今期純利益が、中期経営戦略で目標としている来2027年3月期の純利益を大きくオーバーしていることが、買い評価されている。

■業績上方修正で純利益は4期ぶりに過去最高を更新し連続増配

 自己株式取得は、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策と株主還元方針に基づく株主への利益還元、役員・従業員向けのストップオプションに備えることを目的にするもので、取得株式総数の上限を2200万株(発行済み株式総数の9.94%)、取得総額を130億円、取得期間を今年1月5日から12月23日までとして実施する。同社は、昨年5月12日からも自己株式取得を実施しており、すでに昨年10月14日に169万7800株(9億9994万円)を取得して終了しており、これに次ぐ株主還元策となる。

 一方、今2026年3月期業績は、昨年10月24日に貸出金残高が想定を上回って資金利益が増加し有価証券売買益等も増加したことから期初予想から上方修正され経常利益は210億円(前期比70.7%増)、純利益は130億円(同60.0%増)とV字回復を見込んでおり、純利益は、2022年3月期の過去最高(93億8700万円)を4期ぶりに更新する。また同社は中期経営戦略の2年目となる2027年3月期の純利益目標を124億円としていたが、これをも上回っており、中期経営戦略の一段のアップデートが想定される。配当は、業績の上方修正とともに株式分割(基準日:昨年9月30日、1株を10株に分割)の権利落ち前の中間配当を100円から110円、権利落ち後の期末配当を10円から12円に各増配し、年間配当は実質で23円(前期実績実質12円)と連続増配を予定している。

■PER19倍、PBR0.8倍、配当利回り2.5%の修正でなお上値チャレンジ

 株価は、北國フィナンシャルホールディングスからCCIグル-プへの商号変更で2ブランド戦略が強まるとして6230円と買い進まれ、トランプ関税ショックで4280円と売り込まれたが、今期業績のV字回復予想や株式分割を手掛かりに下値を切り上げ、上場来高値6710円で株式分割の権利を落とした。権利落ち後は、業績上方修正で694円と買われたあと落ち後安値615円へ調整し、自己株式取得発表とともの分割権利落ち後高値追いとなった。PERは15.5倍、PBRは0.95倍、配当利回りは2.57%となお割安で値ごろ妙味もあり、一段の上値チャレンジに弾みをつけよう。(情報提供:日本インタビュ新聞・インベストメントナビゲーター:株式投資情報編集長=浅妻昭治)

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