【株式市場】前場の日経平均は630円高、5か月ぶり4万円台を回復、米利下げ観測やNY株の全面高など好感

◆日経平均は4万215円36銭(630円78銭高)、TOPIXは2841.08ポイント(36.39ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億3457万株

 6月27日(金)前場の東京株式市場は、米国で利下げ観測が再燃しNYダウ404ドル高など主な株価指数が全面高となったことなどを受け、日経平均は281円高で始まった後一段と上げて午前10時過ぎに4万円台を回復、一時648円12銭高(4万232円70銭)まで上げ、年初来の高値4万279円79銭(1月24日)に迫った。米マイクロソフトやエヌビディアの連日最高値を受けて東京エレク<8035>(東証プライム)などの半導体関連株が軒並み一段高となり、三菱重工<7011>(東証プライム)が実質最高値など防衛関連株もNATO(北大西洋条約機構)の防衛費「5%目標」など材料に活況高。日立<6501>(東証プライム)、トヨタ<7203>(東証プライム)、ソニーグループ<6758>(東証プライム)なども高い。

 大黒屋HD<6993>(東証スタンダード)が2日続けて大幅高となり「AIによる自動買取オファー『オートビット自動買取』」など連日材料視。フルッタフルッタ<2586>(東証グロース)は急反発となり売れるネット広告社<9235>(東証グロース)との越境ECでの連携を材料視した上げ相場が猛暑需要も加わり「N」の字型の上げに発展する期待。

 東証プライム市場の出来高概算は9億3457万株、売買代金は2兆8030億円。プライム上場1627銘柄のうち、値上がり銘柄数は1023銘柄、値下がり銘柄数は524銘柄。

 東証33業種別指数は27業種が値上がりし、輸送用機器、電気機器、非鉄金属、サービス、機械、証券商品先物、化学、鉄鋼、卸売り、その他製品、保険、情報通信、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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