【株式市場】前場の日経平均は542円安、今夜の日米関税交渉や円高など受け様子見姿勢が強い

◆日経平均は3万7890円86銭(542円12銭安)、TOPIXは2791.22ポイント(20.80ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は7億5141万株

 5月30日(金)前場の東京株式市場は、円高に加え、米国でトランプ関税に対する司法判断が割れる様子となってきたことや、今夜にも日米関税交渉が開かれることなどで様子見姿勢が強まり、日経平均は520円安で始まった後684円安(3万7748円)まで下押し、その後は持ち直し傾向に転じたものの前引けも下げ幅500円台だった。自動車株や半導体関連株、大手商社株などが軒並み反落模様となった。一方、良品計画<7453>(東証プライム)や三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>(東証プライム)などはしっかり。

 JCRファーマ<4552>(東証プライム)が急伸し、同じく急伸したサンバイオ<4592>(東証グロース)の急性脳梗塞治療新薬の量産を担当とされ材料株妙味。ヨシムラ・フード・HD<2884>(東証プライム)も急伸し日本産海産物の輸入を中国が再開と伝えられホタテなどの拡大に期待高揚。リバーエレテック<6666>(東証スタンダード)は画期的な定電圧駆動の新製品が材料視され急伸ストップ高。アライドアーキテクツ<6081>(東証グロース)は「TikTok Shopの店舗開設・運用支援サービス」が好感され急伸ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は7億5141万株、売買代金は1兆8521億円。プライム上場1630銘柄のうち、値上がり銘柄数は784銘柄、値下がり銘柄数は759銘柄。

 東証33業種別指数は11業種が値上がりし、水産農林、医薬品、その他金融、倉庫運輸、不動産、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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