【株式市場】日経平均は168円安、朝方に一時取引時間中の最高値を更新するが3日ぶりに反落

◆日経平均は4万3546円29銭(168円02銭安)、TOPIXは3116.63ポイント(4.33ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は19億8152万株

 8月19日(火)後場の東京株式市場は、前場の円安が次第に後退し対ドルで14時半頃に前日と同水準に戻ってしまったことなどで様子見姿勢が漂い、材料株などの個別物色が活発になった。旭化成<3407>(東証プライム)が証券会社の投資判断を受けて一段と強い値動きになり、TDK<6762>(東証プライム)は円安後退にもかかわらず関税の影響がほぼ見えてきたことなどで一段高。三井不動産<8801>(東証プライム)も一段と上げPBR向上余地など割安感ある様子。日経平均は朝方に2日続けて取引時間中の最高値を更新したため持ち直す場面もあったが、大引けは3日ぶりに反落した。

 後場は、アステラス製薬<4503>(東証プライム)が一段ジリ高となり第1四半期の大幅増益を受け通期予想の上振れ期待など強い様子。冨士ダイス<6167>(東証プライム)も一段と上げ第1四半期の大幅増益と18日開始の自社株買いなど材料視。fonfun<2323>(東証スタンダード)は14時に発表したリクルートのPOSレジアプリとの連携など材料視され一段高。赤阪鐵工所<6022>(東証スタンダード)も一段と上げ関税合意の際に決まった対米投資5000億ドルについて日米で協議組織を設置とされ造船産業支援への期待。同じくビーマップ<4316>(東証グロース)は宇宙防衛関連とされ一段高のストップ高。QDレーザ<6613>(東証グロース)は業績改善への期待強いとされ一段高。INFORICH<9338>(東証グロース)も一段と強含み「東京ゲームショウ2025」への出展協賛など材料視。

 東証プライム市場の出来高概算は19億8152万株(前引けは10億2455万株)、売買代金は5兆781億円(同2兆7124億円)。プライム上場1620銘柄のうち、値上がり銘柄数は1055(前引けは910)銘柄、値下がり銘柄数は511(同635)銘柄。

 東証33業種別指数は23業種(前引けも23業種)が値上がりし、値上がり率上位は、医薬品、不動産、倉庫運輸、電力ガス、金属製品、鉄鋼、水産農林、鉱業、食料品、海運、空運、などだった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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