ポラリス・ホールディングス、中国・香港の渡航懸念続くも影響「軽微」、団体客比率は約1%

■訪日外客351万8000人で11月最高、全エリアでRevPAR前年超え

 ポラリス・ホールディングス<3010>(東証スタンダード)は12月25日、国内運営ホテル(海外ホテル除く)の2025年11月度の運営状況と、中国・香港からの渡航動向による影響(続報)を発表した。11月の訪日外客数は351万8000人と前年同月比10.4%増で、11月として過去最高となった。

 同社グループの国内全65ホテルでは、客室稼働率92.3%(前年同月90.8%)、ADR1万5046円(同1万3746円)、RevPAR1万3885円(同1万2480円)となり、RevPARは前年同月比11.3%増だった。インバウンド比率も52.8%と前年同月比4.7ポイント上昇した。エリア別では中部がRevPAR23.7%増、近畿が同9.4%増など、全エリアでRevPARが増加した。

 中国・香港については、11月15日以降の旅行警戒発出を背景に減少懸念があるものの、11月の同地域からの宿泊者数は前年同月とほぼ同水準だった。国内全ホテルの延販売客室数に占める中国・香港の比率は11.1%だが、中国・香港を含む海外の団体客比率は約1%にとどまり、現時点でキャンセルの連結業績への影響は軽微とした。今後も個人客動向を注視し、重要事項が生じた場合は速やかに開示するとしている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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