イノバセル、上場初値1248円、公開価格1350円を7.6%下回る

■失禁領域の自家細胞製品3本を開発

 イノバセル<504A>(東証グロース)は2月24日、公開価格1350円を7.6%下回る1248円で初値を付けた。初値形成時の出来高は52万5600株だった。

 同社は細胞治療・再生医療の研究開発企業で、ヒト骨格筋細胞の培養技術を基盤に、患者自身の筋組織から調製した細胞を損傷部位へ注入して機能再生を図る。パイプラインは失禁領域(便失禁・尿失禁)を対象とする自家細胞製品の3本で、切迫性便失禁向け「ICEF15」、漏出性便失禁向け「ICEF16」、腹圧性尿失禁向け「ICES13」を掲げる。最も進むICEF15は第Ⅲ相国際共同治験(Fidelia試験)を実施中で、計画患者数290例に対し、2025年12月31日現在で204例を組み入れた。

 2026年12月期の連結業績予想は、事業収益10億円(前期は計上なし)を見込む一方、研究開発費の増加などで営業損失33億337百万円、経常損失34億3461百万円、親会社株主に帰属する当期純損失34億3463百万円の見通しとした。収益はICEF15に係る契約一時金10億円を前提にし、日本での共同販売促進契約の交渉・締結や治験推進(患者組入完了を含む)、他パイプラインの臨床試験準備・開始を計画する。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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