【株式市場】円が強含み日経平均は一時397円安と反落するが材料株は強い

株式

◆日経平均の終値は1万5967円17銭(229円63銭安)、TOPIXは1291.82ポイント(19.38ポイント安)、出来高概算(東証1部)は22億9146万株

チャート14 19日後場の東京株式市場は、円相場が前場に続いて強含んだためトヨタ自動車<7203>(東1)キヤノン<7751>(東1)などが朝方に下げたまま底練り商状を継続。日経平均は前場の389円52銭安(1万5807円28銭)を13時過ぎに下回り、一時397円45銭安(1万5799円35銭)まで下押す場面があり、昨日の360円高から反落となった。主な株価指数では東証2部指数とマザーズ指数が小高い。

 ANAホールディングス<9202>(東1)などの空運株が羽田空港の増便などを好感して堅調に推移し、東芝<6502>(東1)はパソコン事業の分割に関する契約締結の発表が好感されて後場一段ジリ高となり堅調。日本エンタープライズ<4829>(東1)スマートバリュー<9417>(JQS)は提携を好感してともにストップ高となり、東京建物<8804>(東1)が「マイナス金利」効果に加えクレディ・スイス証券が目標株価を上げたとされて活況高。やはりマイナス金利の効果とされて耐火金庫を手がけるくろがね工作所<7997>(東2)日本アイ・エス・ケイ<7986>(JQS)がストップ高。マイネット<3928>(東マ)は驚異的な大幅増益の見通しなどが材料視されて一昨日までの4日連続ストップ高に続き再びストップ高。

 東証1部の出来高概算は22億9146万株(前引けは10億9392万株)、売買代金は2兆2775億円(同1兆321億円)。1部上場1939銘柄のうち、値上がり銘柄数は380(同194)銘柄、値下がり銘柄数は1471(同1680)銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種(前引けは2業種)が値上がりし、値上がり業種は、空運、陸運、不動産、電力・ガスとなった。

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