ANAホールディングスは朝高のあと「高度」下げるが新ETF買いなどに期待

ANAホールディングス ANA 9202

■今年のゴールデンウイークの旅行動向は過去最高と伝えられる

 ANAホールディングス<9202>(東1・売買単位100株)は6日、伸び悩む展開になり、朝方の306.5円(6.2円高)を上値に一進一退。10時30分を過ぎては302.0円(1.7円高)と「高度」を下げている。「JTBが5日まとめた2016年のゴールデンウイーク(GW)の旅行動向によると、国内と海外を合わせた旅行人数は2395万人と前年から0・3%増え、過去最高となる見通し」(日本経済新聞6日付朝刊)などと伝えられたが、全体相場の地合いが軟弱なため盛り上がりに欠けるようだ。

 ただ、同社株はこの2月から3月にかけ、経済産業省や東証から相次いで「新・ダイバーシティ経営企業100選」「なでしこ銘柄」に選定された。日銀がETF(上場投信)の買い入れ対象を拡大し、「人材投資」や「設備投資」などに積極的な企業の銘柄を組み入れた新ETFにも買いの対象を広げたため、機関投資家の新年度の資金運用が本価格化すれば同社株にも買い需要が増えるとの期待がある。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京・愛知・兵庫で屋外広告も掲出、号外や無料バッティング企画も実施  Major League …
  2. ■新生児対象の臨床試験で抗炎症作用と菌叢改善を実証  森永乳業<2264>(東証プライム)は7月2…
  3. ■「日本栄養・食糧学会大会」で研究成果発表、科学的根拠を提示  味の素<2802>(東証プライム)…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■東証市場、主力株急落と中小型株逆行高で投資戦略二極化  証市場は9月19日に主力株の急落と中小型…
  2. どう見るこの相場
    ■プライム市場の需給悪化を警戒し、個人投資家は新興市場へ資金を逃避  「桐一葉 落ちて天下の秋を知…
  3. ■01銘柄:往年の主力株が再評価、低PER・PBRで買い候補に  今週の当コラムでは、買い遅れカバ…
  4. ■日米同時最高値への買い遅れは「TOPIXコア30」と「01銘柄」の出遅れ株でカバー  日米同時最…
  5. ■東京株、NYダウ反落と首相辞任で先行き不透明  東京株式市場は米国雇用統計の弱含みでNYダウが反…
  6. ■株式分割銘柄:62社に拡大、投資単位引き下げで流動性向上  選り取り見取りで目移りがしそうだ。今…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る