環境管理センターは3日連続ストップ高、原発処理水の海洋放出を受け「放射能事業」に注目強まる

■現場でのサンプリング、表面放射線量率測定など幅広く対応と

 環境管理センター<4657>(東証スタンダード)は8月29日、午前9時30分前に3日連続ストップ高の864円(150円高、21%高)で売買された後そのまま買い気配を続け、後場もストップ高買い気配のまま買い先行となっている。事業の中に「放射能/放射線調査・測定」があり、「現場でのサンプリング、空間放射線量率測定、及び対象物の表面放射線量率測定など、幅広いニーズに対応」(同社ホームページより)としているため、原発処理水の海洋放出を巡り、政府や関係機関からの需要増の期待が高揚している。

 前6月期連結決算(2023年6月期)では、「放射能事業」の受注高が3億72百万円(前期比2億33百万円増)で、売上高は1億48百万円(同42百万円増)、受注残高は2億79百万円(同2億23百万円増)だった。連結売上高53億43百万円(前期比12.5%増)の中では大きくないが、株式市場の中での買い材料としての注目度は大きいとの見方が出ている。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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