【銘柄フラッシュ】サイジニアが急伸し株主還元拡大のエーアイテイーは大幅続伸

銘柄フラッシュ

 16日は、欧米株式がスイスと米国を除き全面高だったが、スイス国立銀行による為替政策を受けてユーロが対スイスフランで3割急落と伝えられ、結果的に円が対ユーロ、対ドルとも円高となったため、ソニー<6758>(東1)が4.6%安、トヨタ自動車<7203>(東1)が0.2%安などとなり、日経平均の先物安の影響があるファーストリテイリング<9983>(東1)は3.7%安、セブン&アイ・ホールディングス<3382>(東1)は2.5%安となった。

 材料株が個別に物色され、ブロンコビリー<3091>(東1)は昨日の決算発表や日本・豪州間のEPA(経済連携協定)による輸入牛肉関税引き下げ期待などが言われて7.4%高、元気寿司<9828>(東1)はカッパ寿司グループとの資本関係解消後の展開に思惑があるようで7.2%高と高値を更新、エイチーム<3662>(東マ)は12日に発表の第1四半期決算が好感されて5.5%高。また、サイジニア<6031>(東マ)は週明けに上場1ヵ月目とあって、全体相場が冴えない中で新鮮味ありと25.8%高と大きく出直りを拡大、アクトコール<6064>(東マ)は14日に発表した11月決算での今期予想を好感して2日連続ストップ高の22.1%高となった。

 東証1部の値上がり率1位はエーアイテイー<9381>(東1)の14.9%高となり2015年2月期の利益をほぼ全額株主配分に回す増配を好感して連日急伸、2位はオルトプラス<3672>(東1)の9.2%高となり昨日までの続落によって75日移動平均に接したため反発の余地ありとの見方、3位はスクリーンホールディングス<7735>(東1)の8.1%高となり台湾の半導体受託製造企業の設備投資拡大を材料に出直りを強めた。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■ガソリン・軽油の暫定税率廃止法成立  ガソリン暫定税率廃止法は11月28日に成立し、ガソリン税2…
  2. ■うつ・統合失調症・発達障害を脳から理解する、最前線研究を平易にまとめた一冊  翔泳社は11月25…
  3. 【新築マンションの短期売買を分析】  国土交通省は11月25日、三大都市圏および地方四市の新築マン…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■「大きく産んで小さく育てる」IPO市場、期待裏切る後半戦  48勝2分10敗である。2025年の…
  2. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  3. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  4. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  5. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  6. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る