塩野義製薬、鳥居薬品がウイルス性疣贅治療剤「ワイキャンス外用液0.71%」を国内発売

■伝染性軟属腫向け新薬「ワイキャンス」日本で販売開始

 塩野義製薬<4507>(東証プライム)は2月9日、SHIONOGIグループの鳥居薬品が、ウイルス性疣贅治療剤「ワイキャンス 外用液0.71%」(一般名:カンタリジン)を日本で発売したと発表した。同剤は適応症を伝染性軟属腫とし、同日から国内で販売を開始した。

 同剤は、2025年9月19日に製造販売承認を取得し、同年11月12日に薬価基準へ収載された外用液剤である。カンタリジンを有効成分とし、塗布部位で中性セリンプロテアーゼを活性化することで表皮構造を破壊し、水疱形成を通じて病巣皮膚を剥離させ、ウイルス感染組織を除去する作用機序を持つ。国内で実施した2歳以上の伝染性軟属腫患者を対象とする第Ⅲ相臨床試験では、主要評価項目でプラセボに対する優越性が確認され、安全性および忍容性に特段の問題は認められなかった。

 用法・用量は、成人および2歳以上の小児に対し3週間に1回、患部へ適量を塗布し、16~24時間後に洗い流す。薬価は0.71%0.45mL1管あたり14,995.60円である。鳥居薬品は、同剤が伝染性軟属腫に対する新たな治療選択肢となることを期待している。なお、米国ではVerrica Pharmaceuticals社が同成分製剤を2023年8月から販売しており、現在、成人および2歳以上の小児の尋常性疣贅を対象とした第Ⅲ相臨床試験を米国および国内で進めている。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■「ちきゅう」を投入、令和8年1月から2月にかけて実証  内閣府戦略的イノベーション創造プログラム…
  2. ■人工知能基本計画が始動、利活用から開発への循環促進、世界最先端のAI国家を標榜  政府は12月2…
  3. ■222社分析で売上2兆円台復帰、利益は1,435億580万円へ倍増  東京商工リサーチ(TSR)…
2026年2月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
232425262728  

ピックアップ記事

  1. ■上方修正を重ねる銘柄群が相場の主役に  同コラムは今週、ダブルセット銘柄、トリプルセット銘柄、フ…
  2. ■政治安定を好感、全面高期待が再燃  超短期決戦だった衆議院議員選挙が、昨8日に投票され即日開票さ…
  3. ■総選挙後に本番、米・卵関連株など食料品銘柄に再評価期待  消費税減税をめぐる関連株の動向が、過去…
  4. ■円安・円高が日替わり、内外市場で一波乱二波乱の可能性  内外のマーケットが激動含みである。これが…
  5. ■地方銀行:収益改善、昨年11月の業績上方修正が寄与  昨年来高値更新銘柄の1割超を占める銀行株は…
  6. ■超短期決戦の総選挙で市場動向が政治判断に影響  いよいよ衆議院議員選挙だ。みょう27日に公示され…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る