【業績でみる株価】イーエムシステムズは年初来高値に接近、17年3月期第1四半期大幅増益を評価して上値試す

 イーエムシステムズ<4820>(東1)が8月9日発表した17年3月期第1四半期の連結業績は増収・大幅増益だった。通期予想を据え置いたが増額余地があるだろう。株価は2月の年初来高値に接近している。上値を試す展開だろう。

■第1四半期は大幅増益、通期据え置きだが増額余地

 8月9日発表した17年3月期第1四半期の連結業績は前年同期比9.3%増収で、利益は2.9倍営業増益、2.2倍経常増益、23.4%最終増益と大幅増益だった。調剤システム事業の好調が牽引し、医科システム事業の営業損益も改善した。

 通期予想は据え置いたが、通期会社予想に対する第1四半期の進捗率は売上高が21.8%、営業利益が25.2%、経常利益が26.2%、純利益が26.3%と順調な水準である。期初時点で下期偏重の計画であることを考慮すれば、通期増額余地があるだろう。

■株価は年初来高値に接近、上値試す

 株価は2月の年初来高値1410円に接近している。好業績を評価して上値を試す展開だろう。これを突破すれば一段高の可能性もありそうだ。

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